過去の活動

2024年11月16日 19:30〜21:00

11月定例研修会

講 師:山田 陽一 教授(岐阜大学大学院医学系研究科感覚運動医学講座口腔外科学分野教授)

テーマ:実用化の進む再生医療とインプラント治療

場 所:ソフィアインプラントセンター

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今回の例会は、「実用化の進む再生医療とインプラント治療」をテーマで開催されました。講師に岐阜大学大学院医学系研究科 感覚運動医学講座 口腔外科学分野の山田陽一教授をお迎えし、再生医療の基礎から最新の臨床応用に至るまでを幅広くご講演いただきました。

再生医療は、1つの受精卵から約40兆個の細胞へ成長する仕組みを応用した医療技術で、1993年に提唱された「Tissue Engineering」の概念や2006年のiPS細胞発見を契機に注目を集め、臨床応用が進んでいます。歯科領域は再生医療の応用が進んだ分野の一つで、GBR法やGTR法を用いた歯周病治療やインプラントの骨造成、不要歯の歯髄幹細胞を活用した骨再生研究が進行中です。また、歯髄炎や根尖性歯周炎に対する治療は既に実用化されています。さらに、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展により、インプラント治療や顎顔面補綴治療でも新たな可能性が広がっています。講演後の質疑応答では、再生医療の安全性や将来性に関する議論が活発に行われ、具体的なデータを交えた解説により参加者の理解が深まりました。今回の例会を通じ、再生医療の進化と歯科領域での実用化が着実に進んでいる現状が実感され、臨床への応用に期待が高まりました。

(文責:長谷川亨)
 

 

 

 

 

2024年09月29日 10:00~12:00 13:30~16:00 (受付9:30~;午前、午後に15分間のコーヒーブレーク)

9月特別講演会

講 師:野阪 泰弘 先生(医療法人社団野阪口腔外科クリニック 理事長)

テーマ:トラブル症例から学ぶ、インプラント外科の落とし穴〜都市伝説にだまされるな〜

場 所:ホテル名古屋ガーデンパレス 5F 松の間

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 2011年7月例会以来、JAOでのご講演は2回目となる 野阪 泰弘先生をお招きしてホテル名古屋ガーデンパレスにて開催された。このホテルは私も過去に利用することが度々あったが、地下駐車場からそのまま講演会場に上がれ、混雑もしてないため利便性が高いと感じている。

 「トラブル症例から学ぶ、インプラント外科の落とし穴」は、私にとって正に聞き手が望んだかのような演題であると思えた。今まで知らなかったのだが、抜歯窩は10数%は骨化せず、繊維性組織になることがあるとのことだった。つい先日、同様な症例に遭遇し、繊維性組織除去、追加採骨により久々に手術時間を延長したことが鮮明に記憶に蘇った。

 サイナスリフト術後経過についても骨化の状態を1~3年経過で、変化を確認できた。さらには上顎洞の詳細な解剖学や手術の注意点についても触れられており、画像所見を読影する上でも勉強になったとても良い講演となった。   (文責:早瀬智広)

 

 

2024年07月20日 19:30〜21:00

7月定例研修会

講 師:鷲野 崇 先生(わしの歯科クリニック 院長)

テーマ:間接修復の接着: さまざまな接着知識の整理

場 所:ソフィアインプラントセンター

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2024年7月20日、7月定例研修会が鷲野崇先生(わしの歯科クリニック 名古屋市)をお招きして開催されました。鷲野先生は、今年3月の例会に続いてのご講演となりました。

鷲野先生は接着歯学をご専門とされており、3月の例会ではコンポジットレジンによる直接修復をメインに、今回の例会では、各種セラミックス、ジルコニア、ハイブリッドレジンによるCAD/CAM冠など、さまざまなマテリアルに対する接着法についてご講演いただきました。コンポジット修復やセラミックス冠の装着は、日常の歯科臨床で最も頻繁に行われる治療内容ですが、それらの接着修復をいかに長期的な成功に導くかについて、さまざまな実験や研究に基づいたテクニックをご紹介いただきました。

現在市販されている器具や接着材料の違いや使用上の注意点についても具体的に解説していただき、さらに、鷲野先生が日常臨床で使用されている器具や機材を提示しながらの講演内容は、まさに明日の臨床に直接役立つものでした。また、講演後のディスカッションも活発に行われました。

2024年06月15日 19:30〜21:00

6月定例研修会

講 師:近藤 尚知 教授(愛知学院大学歯学部冠橋義歯・口腔インプラント学講座教授)

テーマ:インプラント周囲炎の治療と予防

場 所:ソフィアインプラントセンター

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2024年03月16日 19:30〜21:00

3月定例研修会

講 師:鷲野 崇 先生(わしの歯科クリニック 院長)

テーマ:接着修復の臨床

場 所:ソフィアインプラントセンター

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2024年01月20日 18:30~20:30

1月新年例会

講 師:デンツプライシロナ株式会社 久斗崇広様

                  長谷川暢様

テーマ:Primescanから始まるデジタルデンティストリー

場 所:鶏料理『楽』

2023年11月18日 19:30〜21:00

11月定例研修会

講 師:須田 剛義 先生(医療法人須田歯科 院長、米国ボード認定補綴専門医)

テーマ:インプラント上部構造の補綴形態と変遷

場 所:ソフィアインプラントセンター

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2023年11月定例研修会では、大阪市開業の須田剛義先生を講師にお招きし、「インプラント上部構造の補綴形態と変遷」をテーマに、インプラント周囲炎を回避するために必要な上部構造の粘膜貫通部の形態について、様々な視点から解説していただきました。

 

須田先生は2003年に大阪大学歯学部を卒業された後、米国ボストンのタフツ大学歯学部に留学し、2007年6月に補綴科大学院を修了して米国補綴専門医の資格を取得されました。その後同大口腔外科にて1年間のインプラント研修を受け、さらには2008年11月に米国ボード認定補綴専門医となられました。

 

今回の講演では、症例ごとに異なる残存歯列の置かれた環境を考慮しながら、また、補綴装置の維持方法(i.e. セメントvs.スクリュー)や粘膜貫通部における生体に配慮したエマージェンスアングルにも配慮しながら、機能と審美を達成するためのノウハウについて、様々な症例の供覧を通して解説していただきました。

2023年09月10日 10:00~12:00 13:30~16:00 (受付9:30~;午前、午後に15分間のコーヒーブレーク)

9月特別講演会

 

講 師:小谷 順一郎 先生(大阪歯科大学歯科麻酔学講座名誉教授)

テーマ:明日の歯科インプラント医療に必要な手術時の全身管理- 知らぬが仏になっていないか? - 

場 所:ホテル名古屋ガーデンパレス 5F 梅の間

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令和5年の特別講演会は、2023年9月10日(日)に開催され、講師には小谷順一郎先生(大阪歯科大学歯科麻酔学講座名誉教授)をお招きし、ホテル名古屋ガーデンパレスで行われました。講演のテーマは「明日の歯科インプラント医療に必要な手術時の全身管理-知らぬが仏になっていないか?」でした。

小谷順一郎先生は、本年3月に例会で短時間のご講演を行われました。その後、会員からのさらに詳細な内容について学びたいという要望が寄せられ、それに応えて今回の1日講演が実現しました。

小谷順一郎先生は麻酔学を専門とされており、現在多くの個人開業歯科医院で歯科麻酔科医としてのサポートを行われています。その経験から、「知らぬが仏になっていないか?」の演題にある通り、臨床家にとって馴染みの薄い、または見落としがちな ①歯科インプラント手術の全身管理、鎮静法の応用と問題点、②重大な偶発症であるアナフィラキシーの病態、診断、歯科医院での初期対応、他の偶発症との区別方法、③インプラント手術後の下歯槽神経やオトガイ神経障害など、についてご講演いただきました。

2023年07月22日 19:30〜21:00

7月定例研修会

講 師:吉成 伸夫 先生[松本歯科大学歯科保存学講座(歯周)教授]

テーマ:歯周病治療の長期予後

場 所:ソフィアインプラントセンター

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令和5年7月22日(土)、7月例会は松本歯科大学歯科保存学講座(歯周)の吉成伸夫先生をお招きして行われました。今回のテーマは「歯周病治療の長期予後」でした。

講演では、骨吸収の形態(水平性、垂直性など)や菌叢(A.a.菌による侵襲性歯周炎やPg菌、Tf菌、Td菌による典型的歯周炎)と歯周病長期予後との関連性についてお話しいただきました。また、リグロスとサイトランスを使用した再生療法や、インプラント周囲炎と好中球の関わりなど、最新の歯周病学のエビデンスに基づくトピックスについても、臨床ベースで詳しくご講演いただきました。

 

講演の後、活発な質疑応答が行われ、例会終了後に行われた懇親会でも、引き続き講師との有意義な意見交換が行われました。

 

2023年05月20日 19:30〜21:00

5月定例研修会

講 師:篠田 了 先生 (篠田歯科 院長) 

   :穂積 英治 先生 (穂積歯科医院 院長)

   :村上 斎 先生 (ソフィアインプラントセンター 所長)

テーマ:症例検討会

場 所:ソフィアインプラントセンター

2023年5月定例研修会では、5年ぶりに会員による症例検討会を行いました。発表者は3名で、まず篠田了先生が印象採得のコツや顎堤の診断法などを含めた総義歯臨床の勘どころについて話し、ついで穂積英治先生が矯正治療も併用したインプラントの難症例を供覧しました。最後に村上斎会長が最近経験した、自院で12年前に終了してなんら問題が無かった症例が他院にて理解に苦しむ理由で再治療されていた例について、発表しました。

久しぶりの症例検討会でしたが、今後はもう少し頻繁に行ってもいいのではないかという意見が数名の参加者から出ていました。
 

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