過去の活動

2023年07月22日 19:30〜21:00

7月定例研修会

講 師:吉成 伸夫 先生[松本歯科大学歯科保存学講座(歯周)教授]

テーマ:歯周病治療の長期予後

場 所:ソフィアインプラントセンター

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令和5年7月22日(土)、7月例会は松本歯科大学歯科保存学講座(歯周)の吉成伸夫先生をお招きして行われました。今回のテーマは「歯周病治療の長期予後」でした。

講演では、骨吸収の形態(水平性、垂直性など)や菌叢(A.a.菌による侵襲性歯周炎やPg菌、Tf菌、Td菌による典型的歯周炎)と歯周病長期予後との関連性についてお話しいただきました。また、リグロスとサイトランスを使用した再生療法や、インプラント周囲炎と好中球の関わりなど、最新の歯周病学のエビデンスに基づくトピックスについても、臨床ベースで詳しくご講演いただきました。

 

講演の後、活発な質疑応答が行われ、例会終了後に行われた懇親会でも、引き続き講師との有意義な意見交換が行われました。

 

2023年05月20日 19:30〜21:00

5月定例研修会

講 師:篠田 了 先生 (篠田歯科 院長) 

   :穂積 英治 先生 (穂積歯科医院 院長)

   :村上 斎 先生 (ソフィアインプラントセンター 所長)

テーマ:症例検討会

場 所:ソフィアインプラントセンター

2023年5月定例研修会では、5年ぶりに会員による症例検討会を行いました。発表者は3名で、まず篠田了先生が印象採得のコツや顎堤の診断法などを含めた総義歯臨床の勘どころについて話し、ついで穂積英治先生が矯正治療も併用したインプラントの難症例を供覧しました。最後に村上斎会長が最近経験した、自院で12年前に終了してなんら問題が無かった症例が他院にて理解に苦しむ理由で再治療されていた例について、発表しました。

久しぶりの症例検討会でしたが、今後はもう少し頻繁に行ってもいいのではないかという意見が数名の参加者から出ていました。
 

2023年03月18日 19:30〜21:00

3月定例研修会

講 師:大阪歯科大学歯科麻酔学講座名誉教授 小谷順一郎先生

テーマ:口腔インプラント手術に歯科麻酔科医がサポートできること -いなくても手術できるでしょ!は危険?-

場 所:ソフィアインプラントセンター

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今回の例会では、大阪歯科大学歯科麻酔学講座名誉教授の小谷順一郎先生をお招きし、口腔インプラント手術を行う際に歯科麻酔医がサポートすることの意義について講演していただきました。

 

口腔インプラント手術は長時間の上気道手術であり、患者の開口状態や静止状態が長時間保持される事、多量の注水が必要であることなどの特殊性がある上に、顔面をドレープで覆うため、患者の状態を常に監視しながら手術を進めることが難しい点等がリスクファクターである、と指摘されました。このリスクを軽減し、患者がストレスなく安心して手術を受けられるようにするためには、歯科麻酔科医のサポート下で行われる静脈内鎮静法が効果的であると強調されました。

   

歯科医師が心得ておくべきアナフィラキシー発症時の初期対応に関する知識と技能についてもお話をいただきました。歯科医師が危機対応について配慮することは当然ですが、診療所全体において緊急時に対応できる仕組みを普段から作っておくことが大切であるとのことでした。

短時間の講演でしたが、歯科インプラントを実践する一般歯科臨床家にとって重要な情報が盛り込まれた充実した講演でした。今回の内容が素晴らしかったことから、本年9月10日(日)に再度小谷順一郎先生をお招きして特別講演会を開催することになりましたので、多くの方々のご参加をお待ちしています。詳細については近日中にこのウェブサイトでお知らせしますので、今しばらくお待ちください。

2023年01月21日 18:30~20:30

1月新年例会

講 師:ジンヴィ・ジャパン合同会社 デンタル事業部 安井一樹氏

テーマ:ZimVieインプラントのラインアップと特徴について

場 所:鶏料理『楽』

恒例の1月新年例会が、いつもの鶏料理「楽」で開催されました。今回はジンヴィ・ジャパン合同会社(旧ジンマー・バイオメット・デンタル)

デンタル事業部の安井一樹氏をお招きし、幅広いラインナップを持つZimVieのインプラントならびに関連製品の他、スキャナー、マイクロスコープ

などの取り扱い商品についてもご紹介いただきました。
 

約30分に渡り、インプラントならびに関連製品の他、iTeroを用いたデジタルソリューション等についての講演を拝聴しました。

コロナ禍がやや落ち着いたとはいえ未だ終息していないこともあり、参加者数はやや少なめでしたが、今回は歯学生である長瀬ゆき先生のご息女が参加されたおかげで、いつもより若やいだ雰囲気が漂っていました。
 

「楽」の名物女将にお給仕していただき、名古屋一美味しいと評判のコーチン鶏鍋を、参加者全員でしっかりと味わいました。 

2022年11月27日  10:00~12:00 13:00~16:00 (受付9:30~、午後に15分間のコーヒーブレーク)

11月特別講演会

講 師:顎顔面口腔外科医  岩田 雅裕 先生

テーマ:海外医療支援活動25年 -海外の医療現場から日本の医療を見つめ直す-

場 所:名古屋ガーデンパレス 5F 梅の間

 

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 本年5月に開催した定例研修会でご講演いただいたフリーランス口腔外科医の岩田雅裕先生のお話がとても興味深い内容であったことから、

もっと詳しくお話をしていただくために特別講演会の形式で再度お招きしました。

 先生は1986年に岡山大学歯学部をご卒業後、口腔外科医としてのトレーニングを積まれ、今日に至るまで約25年に渡ってカンボジアをはじめ

ミャンマー、ブータン、スリランカ等の発展途上国で3,000件を超える無償手術を行ってこられました。そのご経験をもとに、途上国での医療現場の

実情や医療支援の実際について症例を交えながら解説していただきました。抄録にも書かれていますが、彼我の医療を比較することにより、医療の

原点に思いを馳せることができたとともに、日本の医療の良い点、そして問題点についてこれまでよりもクリアに考えることができました。

 先生の活動を理解し、支援をなさりたい方々向けに「岩田雅裕を支援する会 一般社団法人WITOUT BORDER(ウィズアウトボーダー)」という会があります。

この会を通じて1回のみまたは定期的な寄付を受け付けておられますので、関心を持たれた方は、以下のサイトを訪れてみてください。

 

 https://withoutborder.jp/?page_id=88

 

岩田先生、大変素晴らしい、そして貴重なご講演を賜り、ありがとうございました。

今回の会場は、ホテル名古屋ガーデンパレスでした。5月例会とは異なり、10時から16時までの講演で、より深くボランティア医療の内容について伺うことができました。

様々な症例を通して、途上国での医療現場の実情や医療支援の実際について解説していただきました。医薬品や医療器具が乏しく、また現地での伝統的な医療の壁が存在する中で、数多くの障害を乗り越えて長年に渡って現地の人々を支援されてきました。そのため、2016年にはカンボジア・プノンペンで先生に感謝する会が盛大に開かれました。

2022年09月10日

9月定例研修会

講 師:長谷川 善弘 先生(光ヶ丘歯科 院長)

テーマ:歯の保存にこだわる臨床(インプラントを考える前に)

場 所:ソフィアインプラントセンター

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岡崎市でご開業の長谷川善弘先生をお招きし、上記テーマでご講演をいただきました。

日常の歯科診療において、抜歯か保存か判断の難しい症例に遭遇することは多いのですが、今回の講演では、歯内療法や長谷川善弘先生のご専門である歯周治療を駆使し、保存困難と思われる歯を長期保存された症例を多数ご提示されました。さらに、一般的には保存不可能と考えられる、深い縁下カリエスや歯根破折歯などに対して、様々な手法を用い歯の保存を試みた症例についてもご報告いただきました。

インプラント治療が広く普及した昨今ですが、歯科医師が歯を守ることの大切さを再認識させられる貴重な講演でした。
例会後の懇親会には多くの会員が参加し、活発な意見交換がなされました。

 

           

 

講演開始前に、一瞬だけマスク無しで撮影

講師は、難症例においてさまざまな方法で歯の保存を行ったことについて、多数の実例を用いて説明

2022年07月23日

7月定例研修会

講 師:山中 克之 氏(株式会社ジーシー 研究所 主席研究員)

テーマ:21世紀の新しい人工骨 サイトランス グラニュール

場 所:ソフィアインプラントセンター

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2022年05月21日

5月定例研修会

講 師:岩田 雅裕 先生(フリーランス口腔外科医)

テーマ:海外医療支援活動25年 ー追い求める医療の原点ー

場 所:ソフィアインプラントセンター

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2022年03月12日

3月例会

講 師:池森 由幸 先生  (いけもり矯正歯科 院長)

テーマ:いけもり矯正歯科におけるサージカルアシストの実態(特にTADs応用について)と、インビザライン治療に関する知見報告

場 所:ソフィアインプラントセンター

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日本オッセオインテグレーションアカデミー3月例会が3月12日(土曜日) ソフィアインプラントセンターにて開催されました。

講師に池森 由幸先生(名古屋市千種区 いけもり矯正歯科 院長)をお迎えし、「サージカルアシストの実態(特にTADs応用について)とインビザライン治療に関する知見報告」のテーマでご講演いただきました。

サージカルアシストとは、矯正用アンカースクリューに代表される、矯正歯科治療を効果的に行うための、口腔外科的なサポートのことです。その中でも現在一番応用されているTADs( Temporary Anchorage Device )について解説いただきました。
また、インビザライン治療については、その現状と、療法上の注意点について具体的にお話いただきました。

今回の2つのテーマは、一般歯科医師にとって既知のことではあるものの、それらが矯正治療の臨床現場で実際にどのように使用され、そして評価されているかについてはなかなか触れる機会の少ない題材であったこともあり、とても興味深く拝聴させていただくことができました。

2022年01月22日

1月新年例会

講 師:永井 正義 様 (城南電気精密器株式会社 代表取締役社長)

テーマ:空気清浄活性器「サリール」のご紹介

場 所:鶏料理『楽』

昨年はCOVID-19の影響で恒例の鶏料理「楽」での1月新年例会を延期して3月に開催しましたが、本年はかろうじて

予定通りに1月に開催することができました。講師として城南電気精器株式会社社長の永井正義氏をお招きし、同社の

主力製品である「空気活性清浄器 サリール」について、そのマイナスイオンを発生させる仕組みやオゾンによる除菌・

脱臭効果やフィルター交換不要の便利さなどについてお話しいただきました。

 

参加者数は例年よりやや少なめの10名でしたが、講演終了後は例年通りに鶏鍋をつつきながら、和気あいあいとした

雰囲気の中、四方山話に花を咲かせました。様々な理由で本年は欠席された方々も、ぜひ来年はご参加ください。