2024年01月20日 18:30~20:30
講 師:デンツプライシロナ株式会社 久斗崇広様
長谷川暢様
テーマ:Primescanから始まるデジタルデンティストリー
場 所:鶏料理『楽』
2023年11月18日 19:30〜21:00
2023年11月定例研修会では、大阪市開業の須田剛義先生を講師にお招きし、「インプラント上部構造の補綴形態と変遷」をテーマに、インプラント周囲炎を回避するために必要な上部構造の粘膜貫通部の形態について、様々な視点から解説していただきました。
須田先生は2003年に大阪大学歯学部を卒業された後、米国ボストンのタフツ大学歯学部に留学し、2007年6月に補綴科大学院を修了して米国補綴専門医の資格を取得されました。その後同大口腔外科にて1年間のインプラント研修を受け、さらには2008年11月に米国ボード認定補綴専門医となられました。
今回の講演では、症例ごとに異なる残存歯列の置かれた環境を考慮しながら、また、補綴装置の維持方法(i.e. セメントvs.スクリュー)や粘膜貫通部における生体に配慮したエマージェンスアングルにも配慮しながら、機能と審美を達成するためのノウハウについて、様々な症例の供覧を通して解説していただきました。
2023年09月10日 10:00~12:00 13:30~16:00 (受付9:30~;午前、午後に15分間のコーヒーブレーク)
講 師:小谷 順一郎 先生(大阪歯科大学歯科麻酔学講座名誉教授)
テーマ:明日の歯科インプラント医療に必要な手術時の全身管理- 知らぬが仏になっていないか? -
場 所:ホテル名古屋ガーデンパレス 5F 梅の間
令和5年の特別講演会は、2023年9月10日(日)に開催され、講師には小谷順一郎先生(大阪歯科大学歯科麻酔学講座名誉教授)をお招きし、ホテル名古屋ガーデンパレスで行われました。講演のテーマは「明日の歯科インプラント医療に必要な手術時の全身管理-知らぬが仏になっていないか?」でした。
小谷順一郎先生は、本年3月に例会で短時間のご講演を行われました。その後、会員からのさらに詳細な内容について学びたいという要望が寄せられ、それに応えて今回の1日講演が実現しました。
小谷順一郎先生は麻酔学を専門とされており、現在多くの個人開業歯科医院で歯科麻酔科医としてのサポートを行われています。その経験から、「知らぬが仏になっていないか?」の演題にある通り、臨床家にとって馴染みの薄い、または見落としがちな ①歯科インプラント手術の全身管理、鎮静法の応用と問題点、②重大な偶発症であるアナフィラキシーの病態、診断、歯科医院での初期対応、他の偶発症との区別方法、③インプラント手術後の下歯槽神経やオトガイ神経障害など、についてご講演いただきました。
2023年07月22日 19:30〜21:00
令和5年7月22日(土)、7月例会は松本歯科大学歯科保存学講座(歯周)の吉成伸夫先生をお招きして行われました。今回のテーマは「歯周病治療の長期予後」でした。
講演では、骨吸収の形態(水平性、垂直性など)や菌叢(A.a.菌による侵襲性歯周炎やPg菌、Tf菌、Td菌による典型的歯周炎)と歯周病長期予後との関連性についてお話しいただきました。また、リグロスとサイトランスを使用した再生療法や、インプラント周囲炎と好中球の関わりなど、最新の歯周病学のエビデンスに基づくトピックスについても、臨床ベースで詳しくご講演いただきました。
講演の後、活発な質疑応答が行われ、例会終了後に行われた懇親会でも、引き続き講師との有意義な意見交換が行われました。
2023年05月20日 19:30〜21:00
講 師:篠田 了 先生 (篠田歯科 院長)
:穂積 英治 先生 (穂積歯科医院 院長)
:村上 斎 先生 (ソフィアインプラントセンター 所長)
テーマ:症例検討会
場 所:ソフィアインプラントセンター
2023年5月定例研修会では、5年ぶりに会員による症例検討会を行いました。発表者は3名で、まず篠田了先生が印象採得のコツや顎堤の診断法などを含めた総義歯臨床の勘どころについて話し、ついで穂積英治先生が矯正治療も併用したインプラントの難症例を供覧しました。最後に村上斎会長が最近経験した、自院で12年前に終了してなんら問題が無かった症例が他院にて理解に苦しむ理由で再治療されていた例について、発表しました。
久しぶりの症例検討会でしたが、今後はもう少し頻繁に行ってもいいのではないかという意見が数名の参加者から出ていました。
2023年03月18日 19:30〜21:00
講 師:大阪歯科大学歯科麻酔学講座名誉教授 小谷順一郎先生
テーマ:口腔インプラント手術に歯科麻酔科医がサポートできること -いなくても手術できるでしょ!は危険?-
場 所:ソフィアインプラントセンター
今回の例会では、大阪歯科大学歯科麻酔学講座名誉教授の小谷順一郎先生をお招きし、口腔インプラント手術を行う際に歯科麻酔医がサポートすることの意義について講演していただきました。
口腔インプラント手術は長時間の上気道手術であり、患者の開口状態や静止状態が長時間保持される事、多量の注水が必要であることなどの特殊性がある上に、顔面をドレープで覆うため、患者の状態を常に監視しながら手術を進めることが難しい点等がリスクファクターである、と指摘されました。このリスクを軽減し、患者がストレスなく安心して手術を受けられるようにするためには、歯科麻酔科医のサポート下で行われる静脈内鎮静法が効果的であると強調されました。
歯科医師が心得ておくべきアナフィラキシー発症時の初期対応に関する知識と技能についてもお話をいただきました。歯科医師が危機対応について配慮することは当然ですが、診療所全体において緊急時に対応できる仕組みを普段から作っておくことが大切であるとのことでした。
短時間の講演でしたが、歯科インプラントを実践する一般歯科臨床家にとって重要な情報が盛り込まれた充実した講演でした。今回の内容が素晴らしかったことから、本年9月10日(日)に再度小谷順一郎先生をお招きして特別講演会を開催することになりましたので、多くの方々のご参加をお待ちしています。詳細については近日中にこのウェブサイトでお知らせしますので、今しばらくお待ちください。
2023年01月21日 18:30~20:30
講 師:ジンヴィ・ジャパン合同会社 デンタル事業部 安井一樹氏
テーマ:ZimVieインプラントのラインアップと特徴について
場 所:鶏料理『楽』
恒例の1月新年例会が、いつもの鶏料理「楽」で開催されました。今回はジンヴィ・ジャパン合同会社(旧ジンマー・バイオメット・デンタル)
デンタル事業部の安井一樹氏をお招きし、幅広いラインナップを持つZimVieのインプラントならびに関連製品の他、スキャナー、マイクロスコープ
などの取り扱い商品についてもご紹介いただきました。
約30分に渡り、インプラントならびに関連製品の他、iTeroを用いたデジタルソリューション等についての講演を拝聴しました。
コロナ禍がやや落ち着いたとはいえ未だ終息していないこともあり、参加者数はやや少なめでしたが、今回は歯学生である長瀬ゆき先生のご息女が参加されたおかげで、いつもより若やいだ雰囲気が漂っていました。
「楽」の名物女将にお給仕していただき、名古屋一美味しいと評判のコーチン鶏鍋を、参加者全員でしっかりと味わいました。
2022年11月27日 10:00~12:00 13:00~16:00 (受付9:30~、午後に15分間のコーヒーブレーク)
本年5月に開催した定例研修会でご講演いただいたフリーランス口腔外科医の岩田雅裕先生のお話がとても興味深い内容であったことから、
もっと詳しくお話をしていただくために特別講演会の形式で再度お招きしました。
先生は1986年に岡山大学歯学部をご卒業後、口腔外科医としてのトレーニングを積まれ、今日に至るまで約25年に渡ってカンボジアをはじめ
ミャンマー、ブータン、スリランカ等の発展途上国で3,000件を超える無償手術を行ってこられました。そのご経験をもとに、途上国での医療現場の
実情や医療支援の実際について症例を交えながら解説していただきました。抄録にも書かれていますが、彼我の医療を比較することにより、医療の
原点に思いを馳せることができたとともに、日本の医療の良い点、そして問題点についてこれまでよりもクリアに考えることができました。
先生の活動を理解し、支援をなさりたい方々向けに「岩田雅裕を支援する会 一般社団法人WITOUT BORDER(ウィズアウトボーダー)」という会があります。
この会を通じて1回のみまたは定期的な寄付を受け付けておられますので、関心を持たれた方は、以下のサイトを訪れてみてください。
https://withoutborder.jp/?page_id=88
岩田先生、大変素晴らしい、そして貴重なご講演を賜り、ありがとうございました。
今回の会場は、ホテル名古屋ガーデンパレスでした。5月例会とは異なり、10時から16時までの講演で、より深くボランティア医療の内容について伺うことができました。
様々な症例を通して、途上国での医療現場の実情や医療支援の実際について解説していただきました。医薬品や医療器具が乏しく、また現地での伝統的な医療の壁が存在する中で、数多くの障害を乗り越えて長年に渡って現地の人々を支援されてきました。そのため、2016年にはカンボジア・プノンペンで先生に感謝する会が盛大に開かれました。
岡崎市でご開業の長谷川善弘先生をお招きし、上記テーマでご講演をいただきました。
日常の歯科診療において、抜歯か保存か判断の難しい症例に遭遇することは多いのですが、今回の講演では、歯内療法や長谷川善弘先生のご専門である歯周治療を駆使し、保存困難と思われる歯を長期保存された症例を多数ご提示されました。さらに、一般的には保存不可能と考えられる、深い縁下カリエスや歯根破折歯などに対して、様々な手法を用い歯の保存を試みた症例についてもご報告いただきました。
インプラント治療が広く普及した昨今ですが、歯科医師が歯を守ることの大切さを再認識させられる貴重な講演でした。
例会後の懇親会には多くの会員が参加し、活発な意見交換がなされました。
講演開始前に、一瞬だけマスク無しで撮影
講師は、難症例においてさまざまな方法で歯の保存を行ったことについて、多数の実例を用いて説明
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